「1杯だけだし…」「代行呼ぶのも面倒だな」
そんな気の緩みから始まるのが、飲酒運転です。
でもその1杯が、あなたの人生を、そして誰かの人生を変えてしまうかもしれません。
この記事では、「やさしく」「でもしっかり」
飲酒運転のリスクと現実を伝えていきます。

ちなみに💡いるカー&サイコロはお酒飲まないよ🍹
- ✅ 飲酒運転とは何か?どこからがアウトか?
- ✅ 呼気中アルコール濃度の「基準値」とその意味
- ✅ 酒気帯び運転・酒酔い運転の違いと判断基準
- ✅ 運転者だけじゃない!同乗者や車の提供者の責任
- ✅ 飲酒運転の罰則(点数・罰金・懲役など)
- ✅ 事故を起こした場合の処分と影響(免許取消や保険など)
- ✅ 自転車・電動キックボードでの飲酒運転の扱い
- ✅ 「代行サービス」や「飲まない選択肢」の大切さ
🚫 飲酒運転とは?法律的な定義
日本の道路交通法では、飲酒運転は2つに分けられます👇
種類 | 基準 | 内容 |
---|---|---|
酒気帯び運転 | 呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上 | 体にアルコールが残った状態で運転している |
酒酔い運転 | 運転に支障が出るレベルの酩酊状態 | ろれつが回らない・真っすぐ歩けないなど |
つまり、「酔ってる自覚がなくても、数値的にアウトなら飲酒運転」なんです。
「思ったよりアルコールって残るんだな…」って思う人、かなり多いんです。
📉 罰則はどれくらい厳しいの?
飲酒運転の罰則は、めちゃくちゃ重いです。ざっくりまとめると👇
種類 | 濃度基準 | 点数 | 行政処分 | 刑事罰 |
---|---|---|---|---|
酒気帯び(軽度) | 0.15〜0.25 mg/L 未満 | 13 点 | 免停 90 日 | 懲役 ≤3年 or 50万以下 |
酒気帯び(重度) | ≥0.25 mg/L | 25 点 | 免許取消(2年欠格) | 懲役 ≤3年 or 50万以下 |
酒酔い運転 | 状態判断 | 35 点 | 免許取消(3年欠格) | 懲役 ≤5年 or 100万以下 |
検知拒否 | — | ー | ー | 懲役 ≤3月 or 50万以下 |
【検知拒否】とは?
👉 飲酒検査(アルコールの呼気検査)を「拒否」する行為。
つまり、**警察に対して『息を吹きかけない』『検査に協力しない』**ってことです💡
アルコールの臭いなどから飲酒の疑いがあると判断され、警察官が呼気検査を要請したにもかかわらず、ドライバーが検査に応じない(拒否する)場合──
その場で「飲酒検知拒否」として現行犯逮捕されるケースもあります。
※なお、再犯や悪質性が高いと判断された場合は、欠格期間(免許が再取得できない期間)が最大5年になるケースもあります。
🧠 「たった一杯」で何が変わる?
体質や体格、お酒の種類によって、アルコールの影響は大きく変わります。
- ビール1缶 → 2〜3時間は運転NG
- 日本酒1合 → 3〜4時間はアルコール残る
しかも「飲んだ直後」よりも「ちょっと時間がたったころ」の方が運転しがち。
🚨 朝でもアウトになること、あります!
寝たらリセットじゃないので、注意⚠️
🚨 飲酒運転に関する「貸した人」「同乗者」の責任
同乗者や車を貸した人にも以下のような責任が問われます!
立場 | 責任が問われる条件 | 主な罰則内容 | セーフになる例 |
---|---|---|---|
🔑 車を貸した人(車両提供者) | 運転者が飲酒することを知っていて貸した場合 | 【幇助罪】(ほうじょ) 3年以下の懲役または50万円以下の罰金 | 飲酒の予定を知らず、予測もできなかった |
👤 同乗者(助手席・後部座席問わず) | 運転者が酒を飲んでいると知っていながら一緒に乗った場合 | 【幇助罪】(ほうじょ) 3年以下の懲役または50万円以下の罰金 | 運転前に酒を飲んでいたことを知らなかった場合 |
💡 補足ポイント
- 🚫 「知らなかった」は通じない場合あり!
→ 飲みに行く場面を目撃していたり、飲酒を予見できたならアウトの可能性あり。 - 👮♀️ 警察は“予見できたかどうか”を重視
→ 過去の言動や飲酒の有無、SNS投稿などが判断材料になることも
これを、知らずに乗ってもNGです。実際の裁判で有罪になったケースもあります。
🔍 自分でアルコールをチェックする方法は?
✅ 1. 【市販のアルコールチェッカーを使う】👈いちばん現実的
- 呼気中アルコール濃度を測定できる小型デバイス。
- 最近はコンビニやAmazon、家電量販店などでも購入可能。
- 使い方は:口に吹きかけるだけ!
- 0.15mg/L以上 → 酒気帯び運転(免許停止)
- 0.25mg/L以上 → 酒気帯び運転(免許取消)
💡 裁判や警察が使う高精度のものではないけど、 安全確認には充分使える!
✅ 2. 【時間計算で推定する】(※正確ではない)
アルコールは、体重1kgあたり1時間に約0.1g程度が分解されるとされています。
ビール350ml缶(約14gのアルコール)
→ 体重60kgの人なら およそ2.5〜3時間で代謝される計算。
⚠️ でもこれは「健康な人」「肝臓が強い人」前提の理論値なので、絶対信用しないでね!
✅ 3. 【病院で血中アルコール濃度を検査】(現実的ではない)
- 採血して正確に測定可能。
- でも費用と手間がかかるので、一般的な確認手段には不向き。
これは…毎回できないですね💦
✅ 調べる方法結論
運転する予定があるなら「飲んだら乗らない」「不安ならチェッカー使う」これが鉄則!
製品名 | 特徴 | 価格帯 |
---|---|---|
タニタ EA-100 | 国内メーカーで信頼性高め | 約6,000円前後 |
ソシアック SC-403 | 業務用にも使われる精度 | 約10,000円前後 |
Dretec アルコールチェッカー | コンパクトで安価 | 約3,000円前後 |
最近はホームセンターなどでも買う事が出来るので、不安な方は一つ持ってるといいかもしれません。
🚨 たった一杯が命取り!でも、予防できる手段もある
「寝たから大丈夫」で済まされません!
だからこそ アルコールチェッカーの活用 が注目されています。
✅ アルコールチェッカーでできること💡
- 翌朝の“残酒”チェックで事故・検挙を未然に防ぐ
- 体内のアルコールが抜けたかどうかを自分で判断できる
- 習慣化すれば、自分や周りの命を守る行動に
🍃 アルコールチェッカーの正しい使い方
💡 アルコールチェッカーは「もう抜けたかな?」の確認用!
→ 飲酒直後に「乗れるかどうか」を判断するものじゃないよ!👈飲んだら乗るな!
🕒 時間をあけてから使うのが基本!
→ 寝て起きた後など、しばらく経ってからのチェックに使おう☝️
🧼 口の中のアルコールを残さないように!
→ 測定前には、しっかりうがい or 歯みがきがおすすめ🪥
⏳ 最低でも15〜30分は待ってから測定
→ 早すぎると正確な数値が出ないこともあるよ⏰
🚫 数値が0.00でも「絶対OK」とは限らない!
→ 呼気中の数値がゼロでも、
体調やお酒の強さによっては、
まだ頭がぼーっとしていたり、判断が鈍っていたりすることもあるよ。
✅ 「不安があるうちは乗らない」がいちばん安全!
→ チェッカーはあくまで“補助ツール”。過信は禁物⚠️
呼気アルコールが「0.15mg/L未満」でも、
様子や運転が“異常”なら取り締まり対象になる。
数値以下だから大丈夫って訳ではありません⚠️
※「数値が低い=運転OK」ではありません。
体調や見た目の変化があれば、必ず控えてください🙏
🛠 使うときのポイント
タイミング | 理由 |
---|---|
朝起きて少し経ってから | 起床直後は呼気が安定しないため |
口をゆすいでから測定 | 正確な数値を出すために必要 |
連続飲酒の場合は注意 | 前日以前の分が残っている場合あり |



「もう抜けたかな?」
「今日は運転してもいいかな?」
そんな“不安をゼロにする”ために使うのが、アルコールチェッカーの役割!
🚲 えっ!?自転車や電動キックボードも対象に!?
道路交通法では、**自転車も”車両”**です。
つまり、飲酒した状態での自転車も「飲酒運転」扱い。
- 自転車の酒酔い運転 → 5年以下の懲役 or 100万円以下の罰金
- 電動キックボード(特定小型原付) → バイク同様、酒気帯び・酒酔い運転の罰則が適用
「歩いて帰るの面倒だから自転車で…」が一番アウトパターン!
❗基本ルール
- 自転車も電動キックボードも「車両扱い」
- 飲酒運転は【道路交通法違反】
- 酔っていればアウト。免許いらない乗り物でも関係なし!
🚨 違反基準&違反時の処罰(※自転車・キックボード共通)
種別 | 内容 | 処分例 |
---|---|---|
酒気帯び運転 | 呼気0.15mg以上 | 3年以下の懲役 または 50万円以下の罰金 |
酒酔い運転 | 正常運転困難 | 5年以下の懲役 または 100万円以下の罰金 |
🚴♂️ たとえ基準値以下でも「ふらふらしてる」「まっすぐ走れない」と判断されれば 酒酔い運転扱いになるよ☝️
🍶 酒酔い運転の判断ポイント
項目 | 内容 |
---|---|
数値基準 | なし(=呼気中アルコール濃度は関係ない) |
判断方法 | 警察官による「様子」の判断(※歩き方、受け答え、運転のふらつきなど) |
例 | ・まっすぐ歩けない ・ろれつが回らない ・ハンドル操作が不自然 ・信号を無視してしまう…など |
💥 事故を起こしたら…人生どうなる?
飲酒運転での事故は「過失」ではなく「重過失(故意に近い)」として処理されます。
◾ 被害者の人生:
- 後遺症・生活の変化・収入の喪失…すべて加害者の責任
- 損害賠償は1億円超もあり
💔 被害者家族の“伝えたい想い”
交通事故で大切な家族を突然奪われた人の、本当の想いがここにあります。
ある父親は、帰宅途中に15歳の息子を悪質な飲酒運転事故で失い、
「事故から数日後、起きるたびに息子のことを思い出す」と苦しい心境を綴っています。
出身地域では“嘆願書”が提出されるなど、地域と家族全体に深い心の傷が残っていることも明かされています。
この手記は、警察庁や都道府県警の啓発資料として公式に公開されている内容です。
👉 被害者家族の手記全文はこちら(警察庁公式) 被害者等の方々の手記|警察庁
◾ 加害者の人生:
- 刑務所行き
- 損害賠償+慰謝料で借金地獄
- 会社をクビ、家族や友人関係にも影響
「一杯だけ」が「すべてを失う一杯」になる瞬間です。
飲酒運転が奪った命と、消えない後悔
飲み会のあと、「少しだから大丈夫」とハンドルを握ってしまった——
その判断が、ひとつの命を奪い、人生を大きく変えてしまったという事例があります。
市原刑務所で服役中の元会社員(当時38歳)は、取引先との飲み会の後に車を運転し、走行中に75歳の男性を死亡させてしまいました。
刑期は懲役2年6か月。
彼は手記の中で、「命は二度と戻らない」「なぜ運転してしまったのか」と繰り返し後悔の言葉を綴っています。
実際の手記全文は、東京都の交通安全啓発ページ「つぐないの碑」で公開されています。
👉 加害者の手記全文はこちら (警視庁公式) つぐないの碑|警視庁 飲酒運転加害者の手記
🚗 飲んだらどうする?代行・タクシー・宿泊の選択肢
飲むと決まってるなら、最初から準備を。まず車で行かないって選択が1番😁
🚗 代行運転:1000円前後からでお願いできる。深夜でも対応可能な地域が多い
🏨 近くのホテル:宿泊は立派な回避策。事前にチェックしておくと安心
🙋♂️ お酒を飲まない友人に送ってもらう【事前に相談しておくのが◎】
🚶♀️ 歩いて帰れる店を選ぶ【そもそも「車で行かない」選択も大事】
お酒を楽しむ人ほど、”事前準備がうまい”んです♪
🍺 飲酒運転が多くなる時期3選
ランク | 時期 | 理由・背景 |
---|---|---|
1位 🏝 | 夏(7〜8月) | BBQ・海・フェス・帰省などの外飲みイベントが増える。代行不足や遠方での油断も… |
2位 🎄 | 年末年始(12〜1月) | 忘年会・新年会ラッシュ。職場や親戚との飲み会後に「ちょっとなら…」が最悪の結果に |
3位 🌸 | 春(3〜4月) | 歓送迎会・花見などで、ついつい気が緩む。特に新社会人の初飲みトラブルも注意! |



なんとなく、想像できるね…これからの時期、注意⚠️だよ。
🍺 飲酒運転が多いのはこの世代!
年代 | 特徴・傾向 |
---|---|
20代 | ❗【最多世代】 ・運転歴も浅く、飲酒経験も未熟 ・「バレないだろう」「ちょっとだけ」の油断が多い ・ノリや勢いに流されやすく、夜間の事故率も高め |
30代 | ❗【2番目に多い】 ・仕事関係の飲み会が多い世代 ・「これくらい大丈夫」と過信しがち ・代行やタクシーを使わず“節約優先”する傾向も |



『慣れてきた頃が一番危ない』って、よく言うでしょ?
飲酒運転も、まさにそれだよ。
🍶 飲酒運転について伝えたいこと
🚫 飲んだら乗らない。それ、当たり前のルール。
これからの季節、お酒を飲む機会が増える人も多いと思います。
でも忘れないでほしいのは――**「飲んだら乗らない」**は、ただのマナーじゃなくて“命を守るルール”だということ。
💥 「ちょっとだから大丈夫」なんて、絶対にない。
たった一杯。
その一瞬の判断で、人生が180度変わってしまうこともあるんです。
「少しだけ飲んだだけ」
「自分は平気」
「帰り道は短いから」
…そう思ったそのときが、一番危ない。
🌀 最悪、痛い思いをするのが“自分だけ”ならまだマシかもしれない。
でも現実は違う。
誰かの命を奪ってしまうかもしれない。
家族や仲間を巻き込んでしまうかもしれない。
事故のあと、どんなに後悔しても、どれだけ泣いても、時間は戻りません。
🛡️ 飲んだときの正しい選択肢
- 代行サービスを使う
- タクシーを呼ぶ
- その場に泊まる
- 飲む前に「今日は運転しない」って決めておく
選ぶのは「便利さ」じゃなくて、「守るべきもの」だよ。



ちょっとの油断が、誰かの未来を消してしまうこともある。
自分も、まわりの人も、大切にしよう。
飲んだら、絶対に運転しちゃダメだよ。
……ねぇ、お酒じゃなくて、『クリームソーダ』一緒に飲まない?🍹
おいしいよ😋
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※当サイト(くるまSA)は複数の公式資料をもとに独自にまとめています。(2025年7月現在)
※情報の正確性には細心の注意を払っておりますが、内容に誤りがある可能性もございます。最新情報は必ず各公式機関の発表をご確認ください。
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